@techreport{oai:shonan-ums.repo.nii.ac.jp:00000130, author = {森尾, 裕志}, month = {Dec}, note = {60789577, 湘南医療大学保健医療学部リハビリテーション学科理学療法学専攻, 一年目である2018年度は,実用歩行に必要な歩幅を明らかにするとともに,在宅でも実施可能なステップトレーニングの適切な運動強度を調査することを目的とした。 まず我々は実用歩行に必要な歩幅について調査し,身長に対する歩幅(歩幅身長比)が31.0%以上の必要であることを明らかにした(Morio et al., 2019)。 ステップトレーニングの運動強度については,調律的聴覚的合図(rhythmic auditory cueing; RAC)のテンポと,障害物の高さを変更することにより調節を試みた。課題は棒またぎ体操とした。対象者は11名の健常若年男性であった。100%RACは,快適歩行時のケイデンスと定義した。棒またぎのタスクは,5種類の速さRAC(80,100,120,140,160%)と,3種類の障害物の高さ(0,2.5,10cm)の運動強度を組み合わせた15通りとした。メインアウトカムは,障害物をまたぐ際の先行肢と後続肢のストライド,および障害物間距離(toe clearance: TC)とし,3次元動作解析装置を用いて計測した。また,サブアウトカムは課題遂行中の心拍数とした。 分析の結果,TCを増幅させるためには,120%RAC以上のリズムが必要であることが確認できた。TCは,後続肢が低値を示すことが明らかとなり,つまずきの原因は,後続肢にあるのかもしれない。また,障害物の高さは,0cm負荷よりも,2.5cm,10cm負荷の方がTCを増大させることができる。次に,ストライドは0cm負荷,もしくは2.5cm負荷で120%RAC以上のテンポが望ましい。しかし,160%RACにおいては,疲労度が高く,とくに10cm負荷での160%RACは,若年者でも嫌気性代謝閾値を超えている可能性があった。以上のことから,棒またぎ運動の至適強度は,2.5cm高の障害物で120%RAC,もしくは140%RACが望ましいと考えられた。, 60789577, 18K10555}, title = {在宅においても実施可能である棒またぎ体操が歩幅、運動耐容能に与える効果の検証}, year = {2019} }